保険診療と自費診療

当院では基本的に保険診療を行っております。
しかし、審美的な問題だけではなく、健康という観点から材料の選択を御相談させていただく場合があります。
国民皆保険制度はすべての方が平等に受けられる素晴らしい制度である半面、歯科治療においては“必要最低限の治療を保証”するものであり、必ずしも最良の治療を受けられるということではありません。

虫歯の治療に使われる保険適用金属は主に銀合金、12%金銀パラジウム合金、アマルガム合金などがあります。また、これらの金属は近年金属アレルギーの原因としても取り上げられています。

12%金銀パラジウム合金

12%金銀パラジウム合金は世界中で日本でしか使われていません。1960年代に認可された際には、安価な金属として“許容限界”として認められ、できるだけ早い時期に“金合金”へ移行すべきであるという前提で容認されたものです。

アマルガム合金

アマルガムは無機水銀が使用されていますが、とても変質しやすい金属で、湿り気のある口の中では劣化し、腐食していきます。

銀合金

銀は酸素によって酸化し、さびやすく、すぐに黒くなります。歯ぐきが黒く変色することもあります。

自費診療の材料(金合金・セラミック・ハイブリッドセラミックなど)

保険外材料の高純度の金合金、セラミックなどは、お口の中でも腐食せず、安定した材料であるため、健康の面でも安全です。
また、型を採る材料も、より精度のよいものを用いるため、適合がよく、二次う蝕になりにくいです。
接着に用いるセメントは、保険材料は繰り返し咬む力によって細かく砕けていきますが、自費材料はより強固な材料を使用し、水分などにも強く、また、歯との接着機構の違いからも、二次う蝕になりにくい材料です。

歯がなくなってしまったら・・・

保険診療では、歯を失った場合はその両隣の健全な歯を削ってブリッジにするか、着脱式の入れ歯を装着することになります。ブリッジは健康な歯を削ることで、その支えとなる歯の寿命は短くなります。保険の入れ歯はプラスチック製で厚みがあり違和感が大きく、審美的にも決して良いとはいえません。 自費診療での入れ歯は違和感の強い部分に金属を用いるため、薄く仕上げることができ、装着感が向上し、発音などもしやすくなります。
また、症例によってはインプラント治療により、元の歯と審美的・機能的に非常に近い状態に戻すことも可能です。