神経を抜いた歯が痛い

『神経を抜いたはずの歯が痛む』と来られる方がいらっしゃいます。おかしなことでしょうか?

神経がある歯が痛む理由として、代表的な原因がむし歯です。歯に穴が開き、深くなるほどキーンとしみるような痛みが強くなります。冷たいもの、熱いものからしみるようになり、その時間が一瞬ではなく1分ほど持続するようになると神経を取る可能性が高くなります。

しかし、処置後も痛みが出る場合があります。神経の炎症が歯と骨の間にある歯根膜にまで進んでいる場合は、しばらく噛むと痛みが残ります。

また、神経をずっと前に取っている歯であっても、かみ合わせが悪いかったり、硬いものをかんだ時には歯根膜炎といって、歯根膜に打撲のような炎症を及ぼします。

ひどい場合には歯の根が破折して痛みが出ることもあります。

また、朝起きると一定の範囲で痛みがある場合は歯ぎしりの可能性があります。

そして、歯周病の場合もはっきりした痛みでなく、鈍い痛みが続く場合があります。

いずれの場合も放置することによって重篤な状態になる可能性があります。

歯の痛みは、虫歯だけとは限りません。色々な原因が考えられるので、自己判断をせずに、ひどくなる前にきっちりとした診断を受けることが大切です。