歯周病の直接原因はお口の中の歯周病菌ですが、それと同じくらい悪影響を及ぼす原因がタバコです。タバコを吸うと、歯ぐきの毛細血管が萎縮して血流が悪くなります。それによって細菌への抵抗力が無くなったり、治療をしても骨を再生する力がなくなり、歯周病を悪化させます。また、本来炎症が起こって血が出るべき状態であっても、血流が悪いため症状が現れ難く、発見が遅れることもあります。

では、電子タバコや加熱式タバコは如何でしょうか？タバコに比べて有毒成分が低く、まるで体には悪くないように宣伝されていますが、それは多数の化学物質のほんの一部分にすぎません。大半は従来のタバコと同じレベルなので、決して健康にはよくありません。

喫煙者の90％が未成年、95％が25歳までに吸い始めるそうです。。タバコは大人になってからと言いますが、大人になって吸い始める人はかなり稀です。

どんなタバコであろうと、お口の健康、心臓や肺、周りの人への受動喫煙、そして財布にも何一つ良いことはありません。そろそろ大人になってタバコを止めてみませんか？