歯医者が苦手

初診で来られて、『歯医者が苦手で、長い間放っておいてすみません』と謝る方がいらっしゃいます。

長い間不調を抱え、自覚があるのにどうして歯科医院に足が向かなかったのでしょうか?

 

よく言われるのが、『怖い』、次に『時間がなかった』、『恥ずかしかった』です。

 

『怖い』理由をお聞きすると、①前の先生に怒られた、②治療が痛かった、③説明がなく何をされるのかわからないというお返事が多いです。

患者様に怒る理由は基本的にありません。お口の健康を取り戻そうと通院されるのであれば、とても良いことだと思います。一緒に頑張りましょう。

痛みがある場合は麻酔をして痛みのない状態で治療をします。炎症が非常に強いなどして麻酔が効かない場合は、痛みを止める応急処置後、後日再治療をします。痛みの中での治療はしませんので、ご安心ください。

当院では説明なしに治療を進めることはありません。治療には説明と同意が必要なので、不安に思われたり必要性を感じない場合には遠慮なくご質問ください。ご自身の体のことなので、遠慮はしないでください。

 

また、『時間がなかった』という理由については、歯を中心に生活をしているわけではないのでよく理解できます。しかし、お口の健康を取り戻すためには少しずつでも通院して、治療を進めることをお勧めしています。

 

そして、ご自身のお口を恥ずかしがる必要もありません。不調を抱えたまま生活するのはとてもつらいことです。一緒に問題を解決していければと思います。

 

歯科医院は歯とお口の健康を守るためとその機能を回復するためにあります。必要以上に怖がることも謝ることもありません。

 

お口のことで気になることがあれば、いつでもご相談ください。