咬み合わせ

その他

普段何気なく物を咬んでいる咬み合わせの位置は、①歯の位置、②顎の関節、③筋肉の3つの要素から決定されます。
まっすぐ咬もうと思っても、歯並びが悪い場合咬み合わせの悪い歯に最初に当たり、そこから滑って噛みしめることになります。これは早く当たった歯にも悪いですが、顎の関節にも悪影響咬み合わせを及ぼす場合があります。また、歯がしみる原因、かぶせ物が欠ける原因にもなります。
顎の関節はブランコのように左右一対になっておりこれは全身の中で唯一顎関節のみです。しかもただ単に開閉運動するだけではなく、前後左右への滑走回転運動をするため非常に複雑な動きをしています。それにより関節円板がすり減り正常な動きを妨げる場合があります。
また、正常でない咬み方を長年続けていると、筋肉がその動きに慣れてしまい、正しい位置で咬みづらくなる場合があります。すり減った入 れ歯、低すぎる咬み合わせは顎関節にも影響します。
かぶせ物、入れ歯、インプラント、いずれの治療も咬み合わせの診断は非常に大切です。