CT導入しました
レントゲンは2次元的に診断はできるのですが、それだけでは情報量が少なく診断に困るケースがありました。
CTは3次元的に硬組織の状態を把握できるので、より正確な診断をすることができます。
ただ、情報量が大きくなると被ばく量も多くなる傾向があるため、少しためらうことがありました。
しかし、今回導入したPanoACTは、検出器にCdTe(カドミウムテルライド)半導体を用いて、一般的なSi(シリコン)半導体の機種と比較して1/2~2/3程度の少ない線量で鮮明な画像が得ることができます。
そのため、パノラマレントゲン撮影時の放射線量は0.01ミリシーベルト以下と、デンタルレントゲンと同等の放射線量で撮影できます。
さらに画像処理を行って精細なデンタルレントゲン画像を得ることができますので、通常のデンタルレントゲン撮影の時のように口の中にフィルムなどを入れる機会が減り、衛生的になりました。
複数枚のデンタルレントゲンを撮影する必要があるときも放射線量が1枚分で済むことから、さらなる放射線被曝の低減が図れるといったメリットがあります。
今後もより良い診療のために、バージョンアップしていきます。